推しくんの100kmマラソン
そらおつかれさま。
― 今日5月22日、午後9時頃にとある動画が更新された。
それは、私が兼ねて応援させてもらってる【アバンティーズ】というYouTuberの動画。
【地獄】痩せられなかったから100kmマラソンに挑戦しました。
というタイトル。
実はメンバーのそらちぃという人が、2ヶ月ほど前だろうか？
(世にいえばそのそらちぃという男性は、私の中での【最推しくん】というポジションであることを小声で言っておく。)
「1ヶ月ダイエットします、成功しなかったら100km走ります」まぁ端的に言うとこういう内容の動画を更新したのだ。
(ちなみにちなむと、100kmマラソンはメンバーのツリメが提案したものである。)
そしてその1ヶ月後、ダイエット結果を発表する動画を更新。
この記事の最初を読んでくれたらもうわかると思うが、6.2kgの減量しかできず(それでもすごいと感じるけど)目標としていた7kg減量は達成出来ずに、惜しくもダイエットは失敗した。
前置きはこれくらいで終わりにして本題に入ろうか。
そらちぃの記念すべき23歳の誕生日である5月12日の前日、5月11日の深夜23時58分頃、アバンティーズの3人はマラソンの出発地である渋谷で動画を撮っていた。
いつも通りに挨拶を終えてメンバーのリクヲからマラソン等の説明を軽くしていた。
「23歳スタートと同時にマラソンスタート、誕生日終えるまでに100km走り終わって晴れて誕生日会場に帰ってくることが出来れば、楽しいパーティーが出来るよ！」
というもの。
間に合わなければもちろん、パーティーは出来ないまま撤収、らしい。
少し話がずれるが、OPからその話の終わりまで思っていたことを言わせてほしい。
「そら髪の毛触りすぎじゃね？」
そんなこんなで話をしていればもう出発(誕生日)まで1分を迎えていた。
「怖い」という意気込みではない意気込みをした後、メンバー2人のカウントダウンで、素敵だが恐怖の誕生日マラソンの日を迎えてしまった。
「「ハッピーバースデー！！！」」
メンバーと撮影の裏方の数名(1人かもしれない)に「がんばれ〜いってらっしゃい」と手を振られながら、地獄の100kmマラソンがスタートした。
最初は飛ばし過ぎずにウォーキングとランニングを交互にして足に負担をかけずにするという作戦らしい。
渋谷から池袋へと向かう途中、しっかりと「23歳になりました！100キロ行ってきます！」というかっこいい自撮りを2枚添付しツイート。
開始から15,6分ほど経ち、順調に2キロを歩き、AKB48の 君のことが好きだから を軽快に熱唱していた。楽しそうね。
胸にGoProを付けているから早送りの時の視点があたかも自分が【そらちぃの服になれた】気分ですごく楽しい。(控えめに言ってとても気持ちが悪い)
、、、ごめん聞かなかったことにして。
10km地点に到達。
なんと10km毎のチェックポイントであるコンビニにリクヲが待っていてくれてるらしい。すごい、ラブいね。
辛いマラソンの合間には少しの癒しが必要だからね、多分それがリクヲなんだと思う。
少し休憩を挟み、またスタートしたそらちぃ。
顔は見えないがえへへ、と笑っている動画越しに聞こえるリクヲの声にこちらも癒された。
10km到達から少し経った頃。
ちょっと疲れたらしく、カメラを回すのを忘れていたらしい。
そりゃ小さいカメラでも自分を写そうとする腕のあげるあの仕草は、歩きながらだとキツイものだと思う。
3時12分、16.58km。
池袋を超えて戸田方面へと向かう私の推しくん。
数時間経ち、朝を迎えたらしいが意外にも睡魔はなかったらしい。
24km地点、癒しであるリクヲのいるチェックポイントに到着。
「少し飯休憩して〜なぁ」
と言ったそらちぃは車の中でおにぎりを頬張る。それを見て大爆笑するリクヲ。
なんと微笑ましい場面なんだろう。
他愛もないお話をしているだけなのに何故かすごく心が温まる。
休憩を追え、
「恐ろしいわ」
と独り言を言いマラソンを再開。
30km地点までの道のりが、アップダウンが激しかったらしく、そこら辺が1つ目の壁だったらしい。
体と言うより、足首から下に疲労がめちゃくちゃに溜まっていたらしい。
と言いながらも30kmは達成。本当にすごいや。マジで。
第一の目標はフルマラソンである42.195kmはとりあえず達成したいと言葉を放つ。
その後の早送りの際にでたテロップ、
「浦和からさいたま新都心を抜け、より埼玉の奥へ向かいます」
えっ？もうそんなに行ってるの？
疑問しかなかった、多分東京に住んでいない私だからそう思ったのだろう。だけども早すぎやしないかい？足どうなっとるん。
3度目のチェックポイント(癒しのリクヲTime)に到達。
その時見たそらちぃの顔がいつもよりかっこよく、、というか可愛らしく見えたのは気の所為だろうか？
推し馬鹿なだけ？いや、本当に可愛らしかった。
水分補給をし「覚醒！！！」と言い、マラソンを再開。
リクヲ「がんばってねー」
そらちぃ「ありがとーー」
私「ありがとう」
数秒映ったそらちぃの背中が小さいながらも頼もしかった。
【しかし、本当の地獄はここからだった。】
場面が一気に変わり、パッと映ったところは一面に草木が広がる場所。
「どこここ？」私も聞きたい、マジでどこなの。
40km到達した時、そらちぃの表情が歪んでいた。
足の限界が近くなってきたらしい。
やばい、を連呼するそらちぃ。何かしてあげたいけれど何も出来ないのが悔しい。
だが苦しんでいたその瞬間に綺麗なお姉さんとすれ違ったらしく、少し元気が出たらしい。
男子高校生並の心を持っていたことに少し感謝。
単純すぎ。
第一の目標であるフルマラソンの42.195kmは到達したものの、それからは足を止め休憩している場面が多くなってきた。
「一気に来た」といいながらチェックポイントのリクヲのところへ着いた。
コンビニで購入した氷を、疲労が溜まった足へと当てて少しでも楽にしていた。
「やだぁ〜本当今日は誕生日なのに〜！」
と弱音を吐くそらちぃ。ほんとだよね、誕生日に企画で100km走ろうとする人間はあなただけだと思う。
本来なら、6時くらいまで飲んで酔っ払ってグースカ寝てる、予定であるはずなのが何をどう間違ったのか、マラソンをしている。
リクヲの何度も言ってくれている「がんばれ」に込み上げてくるものがある。
3度目のチェックポイントの時に見た背中とは全く違う、疲労を背負ったような背中に胸が苦しくなったのは確か。
4度目の再会をし、あっという間に50キロに到達。
顔に浮かべるのは 疲れた という表情。
足が本当の限界に達していると。
滑り落ちてきたタオルさえすくえない状況。
おばあちゃん5人ほどにも抜かされたという。
一方。
都内某所では記念すべきそらちぃの23歳をお祝いしようと、素敵な仲間が誕生日会の準備をしていた。
かわいいアルファベットバルーンで飾り付けられ、いかにも誕生日！という感じ。
いいね〜なんか感動。
そらちぃマラソンに場面は戻り。
同じYouTuberである水溜りボンドのカンタくんに電話をかけていた。
以前彼も100kmマラソンをしており、見事達成したということだから少しでもアドバイスをもらおう、ということなんだと思う。
足がもう前に進まなくなってきました、というと笑いながら「だから言ったじゃん」とちょいと辛辣な言葉。
「いけるぞ！」
とカンタくんに励まされ、再び歩き始めた。
数十分前よりかは踏み出せるようになったらしいが、気温と天気が狂ったように良いらしく内側からも追い込まれていく。
私から見ても綺麗な青空と太陽がギラギラしていて、暑そうだなぁと必然的に思うくらい。
これは あの 赤い人が応援してくれてる、と思っておくことにするね。
60km到達。
限界を目の前にしながらも前に進むそらちぃ。
とりあえず東京に向かうと。
がんばるよなあ、、。がんばれ。
言葉も発することが出来ないほど疲れている状況になり。
顔や声、そして足元を映すカメラを持つ手の動きで辛そうなのが痛いほどに伝わってきた。
それにプラスして先程までの暑さが嘘かのように気温がどんどんと下がっており、凍えるほど寒いらしい。
序盤には聞くことが少なかった(というかほとんど言ってなかった)、
「やばいね」「キツい」
という口数も増えてきた。
6度目のチェックポイント。
するとそこには「寒くない？」と心配してリクヲがブランケットを買ってきてくれていた。
優しい、本当に優しい人だね。
その行為に「おいおいありがてぇなぁ、」
と発するそらちぃの声の弱さに胸がチクリとした。
リクヲはドラ〇もんなのかもね。
ずっと頑張って、と応援してるリクヲが本当に暖かい、好きだなあ。と再確認。
70km手前で足が使い物にならない、と言った。
時刻は19時36分。
67.81kmを到達したところ。
とりあえず70は行きたい。
と言うそらちぃの声量も最初の頃の声量とは全然違う。
疲れが全般的に現れてる。
サッザッ、と足を引きずるような音を出しながら歩いて、やっと70kmに到達。
少し休もうと腰を下ろすそらちぃが漏らした声は「いててて」と、か細いものだった。
1時間が経ち。
そらちぃの消息は途絶えたとのこと。
メンバーへ連絡することもままならないほど、疲れていたんだろうね。
リクヲは位置情報だけを頼りにそらちぃの元へ。
完全に日が落ち、真っ暗な閑静な住宅街に見える場所を歩き、近くの公園のようなところへ入ったリクヲ。
するとそこには腰をかけたそらちぃの姿があった。
無事発見。安心した。
だけど、そらちぃの顔はいままでのかっこよかったりかわいかったりしたものとは大きく違って、疲れ果てた顔をしてた。
膝からボンッという音がした、というそらちぃ。
もう前に進めないんです、と笑って話しているけれど私は見てるのがとても辛くて仕方なかった。
自然と涙が目に溜まってきて、溢れるのも時間の問題というところまできてた。
大好きなそらちぃの苦しそうな顔を見ると、我慢してた私の涙は抑えることができなかった。
すごく頑張ったね〜！って、出来ることなら今すぐにでも家に訪問して言いたいくらい。
本当に足が進まない、このあと走るくらいなら舌を噛み切る というほどになっていた。
物騒なこと言うなよ笑 とリクヲ。ほんとだぞ。
カンタくんもびっくりするほどの70km。
だけどもそらちぃは、30km及ばないのがくやしーーーと。なんちゅーストイックな男。
リアルな限界を迎えたそらちぃはとりあえず車に乗ることに。
「パーティーしたかった…。」
まだマラソンが終わった訳では無いのに究極の弱音を吐くほどに心も体もズタボロになっている。
リクヲに正当なツッコミをされ、笑えてるだけまだいいのかな、と思う。
良くないんだけどね、心配すぎるんだけどね。
「もっかい言うぞ？膝がボンってwww」
わかったから笑
車に乗るまでのフォームが、足を閉じれずに歩いていて少し申し訳ないけど、泣きながらプッて笑ってしまった。
生まれたての子鹿じゃん。
？？？「こーーーーじかっ」
あれ、子鹿………？
(脳裏に蘇る一発ギャグ)
2時間後、リクヲに叩かれ揺さぶられ起こされるそらちぃ。寝てたんだね。
リクヲから「残り、5分ですよぉ！」
と驚きの言葉を言われ、「5分かぁ、、、ギリギリ行けるかなぁ」と言葉を漏らすそらちぃ。
そらならいけるよ、多分、多分ね。笑
だけども動く気は全くせず、「12時になったからといってなんですか？」と寝起きの目で言う。
「アナタノタンジョウビガオワルンデス。」
あーーーーーー！とリクヲが叫んだ瞬間。
そらちぃの誕生日、そして100kmマラソンは幕を閉じた。
100km達成はならず。
「応援してくれたみんな。本当にごめんなさい。」
謝らないで〜〜〜〜！って心の中のリトルゆうきが叫んでる。
しかも馬鹿みたいにストイックな彼は
後日Twitterで、おかわり30km をやるらしいです。
えらすぎ！！！がんばれ！！！！！
ということで、
壊滅的にまとめられる能力がないので、ここまですごく長ったらしく書いてしまったんだけど、私の推しのそらちぃはすごいよ〜。
5月13日に誕生日おかわり！というなんともそららしいツイートをし、橋本環奈ちゃんと水泳する夢も見たらしく、そして次の日には楽しそうな誕生日をしたという画像もあげてた。
ただただかわいかった。
誕生日おめでと！とTwitterとインスタで穏やかにお祝いしてたのが、申し訳なるほどの辛い状況の中本当に頑張ったね〜。
んで、この動画を編集したのはそらちぃなのかな？
【10km毎にチェックポイントがありリクヲが待っていてくれてますラブ！】
【りっくんありがとう。】
【ありがとうカンタ君。】
【りっくんがブランケットを買って来てくれました。】
【今日一日本当にありがとうりっくん。】
とりっくんやカンタくんへの、テロップで感謝を伝えるあたりいい人だなぁとしみじみ思ったわけですよ。
いつもそらばっかクサイこと言うから私もクサイこと言わせてよ。
間違いなく2019年5月12日の大木空くんは世界一かっこよかった。
りっくんの優しさが身にしみたなあ。
優男すぎる、将来詐欺に合わないか心配になるくらい。(？？？)
「走れよ゛！！！」って言ってたみっくんだってずっと応援してたんでしょ？きっと。笑
最後になりますが、ここまで飛ばし飛ばしでも読んでくれた方、本当にありがとうございます。
最後の最後までまとめられなかったけど言いたいことは書けたからそこは大目に見てやってください😌
またなにかTwitterではおさえきれないような思うことがありましたらここに書き込むと思います。
その際はまたよろしくお願いします。笑
最後まで読んでくださりありがとうございました！🙇🏻♂️
P.S
70kmほんっっっとうにおつかれさま！
おかわり30km、無理せずにね！がんばれ〜！
そしてあらためてお誕生日おめでとう！
ラヴ!!!!💙💚💛❤️
